何回かに分けてアルバムの内容をご紹介させていただこうと思います。
[Side One]
1. Get Up Now
2. I'm In Love With You
3. Give Me The Funk
4. Cricket (Instrumental)
5. Touch
[Side Two]
1. Now Is The Time Part 1
2. Dreamer
3. The Mexican (Produced by RYUHEI THE MAN)
4. Movin' On
今回の収録曲のうち、4曲はすでに7インチシングルでお披露目済みの曲ですが、The Mexican (B.3)はこれまで Part 1 と Part 2 が両面にそれぞれ収録されていたものが、一つになっております。また、その他の3曲 Give Me The Funk (A3)、 Touch (A5)、Now Is The Time Part 1 (B1) についてはLP用にリマスターしていますので、聴き比べると若干ですが違いがわかります。
これら含めて全9曲は、いつもながらアナログ録音・マスタリング機材が充実した Studio Dede にて録音→トラックダウン→マスタリングされたもの。4年前のファーストアルバム Q.A.S.B. の録音もDedeで行いましたが、実は、当時とは音作りのコンセプトが異なっています。前回は1970年代の音をなるべく忠実に再現しようという意図が強かったのですが、今回は1970年代のエッセンスを残しつつも、よりダイナミクスのある現代的な要素も取り入れた音作りを目指してます。
また、収録されている楽曲は、ロック色の強い Get Up Now (A1) から Free Soul 風なアレンジの I'm In Love With You (A2)、 Dreamer (B2) 、R&B的なアプローチの Touch (A5) 、ダンサブルなラテンファンク Movin' On (B4) 、それに王道ファンク・チューンの Give Me The Funk (A3)、 Now Is The Time Part 1 (B1) まで。それぞれの特色をFeatureする録音・マスタリングのやり方も出来なくはなかったと思いますが、(シングルではなく)アルバムとしてリリースをするにあたり、1970年代の雰囲気を貫く何か一つの柱をたてたいということで、Rare Grouve/Soul/Funk というラインを軸にした音作りになっています。音を確かめてみてください。Get Up Now (A1) はやはりロックではなく、JBです。Movin' On (B4) にしても本当のラテンバンドはこんな音作りはしないです。